pixivコミック、他社との協業で生まれるもの

pixivコミック、他社との協業で生まれるもの

Shintaro (アライアンス部マネージャー)、Keiji (Webアプリケーションエンジニア)、Akira (Webアプリケーションエンジニア)

エンジニアは優秀で、本当に頼りになる。同時にピクシブはIT企業だけれど、総合職も活躍できる(Shintaro)

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──これまでもピクシブは他社との広告的なタイアップは多かったと思いますが、ここまで他社としっかりアライアンスを組んで運営されているサービスははじめてではないでしょうか。そもそも、なぜpixivコミックをはじめようと思ったのでしょうか。

Shintaro もともと、多くの出版社さんから、漫画の試し読みを出したいというお話を伺っていたんです。pixivというサービスは漫画やアニメが好きな人が多く集まる場所ですから、親和性が高い。pixivとしても、出版社さんのコンテンツからの二次創作作品も多く扱っているということもあり、お互いに盛り上げることができたらいいなと思っていました。そこで、出版社と組んだサービスをつくれないか、と考えたのが最初のきっかけですね。

──サービスを開発するなかで、特に気をつけた点や大変だったことはありますか?

Shintaro pixivコミックは複数社の作品を一つのプラットフォームで扱っているので、各社の考えや、やりたいことを上手い具合に全て実現させることを優先して取り組みました。簡単な例では、月1回の更新の媒体もあれば、毎週更新の媒体もある。さらには、毎週更新するけど、前週のものを下げるところもあれば、そのまま残す場合もあったり。

Akira 開発側としても、各社によって仕様がバラバラになってしまうのは避けたかったので、要望をまとめながら、なんとか上手く落としこんでいきました。多くの人が関わっているから、それだけコミュニケーションも発生しますし、大変な部分ですね。

Keiji はじめのうちは、作品の更新もエンジニアで対応していたんですが、瞬く間に提携媒体も増加していき、毎回対応していくのが難しくなってきました。今はエンジニアではなくても更新できる管理画面も開発して、そこからはアライアンス部門に更新をお任せしています。

サーバー周りでの開発は主に僕ら2人で、UIは弊社の最強のメンバーにお願いしました。(Keiji)

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Shintaro ユーザーはもちろん、出版社も、ピクシブも、みんなが使いやすいサービスを目指してつくっていったよね。このサービスをつくろうとした当時、社内で手が空いている人間がほとんどいなかったんです。どうしようかと思っていた矢先、「そういえば新しい人が入ってくるな」と思いついて、早速2人にお願いしました(笑)。

Akira 入社したばかりでなかなか会社に慣れない中、スケジュールもタイトで、すごく大変だった記憶があります(笑)。実力を認めてくれて、新卒から最前線で開発をやらせてもらえるのは、ピクシブの良いところだと思う。

Keiji 僕もコミックのメンバーになるとは思っていませんでしたね。サーバー周りでの開発は主に僕ら2人で、UIは弊社の最強のメンバーにお願いしました。システムはオーソドックスなつくりで、キャッシュが効くので、PVが集まっていても上手く捌けています。

──日々の運営や、エンジニアと総合職との連携はどのように行っているのですか?

Keiji 開発当時は週に1回ミーティングをして確認し、後はそれぞれがコミュニケーションを取り合いながら進めていきました。

Akira そのころは「開発部」という部署が立ち上がって間もない頃だったので、あまり厳密なルールがありませんでした。そんな中だったので、それぞれで連携を取っていましたが、それでもスピード感はかなりありました。

Shintaro ピクシブのエンジニアは優秀で、本当に頼りになります。それに、ピクシブはIT企業だけれど、総合職も活躍できる場がちゃんとある。アライアンスで面白いのは、コンテンツをつくっている会社と直にやり取りができるところ。やはり僕たちも漫画もアニメも大好きなので、編集さんとかは憧れの存在なんですよね。pixivという場を使って、そんな方々と仕事ができるというのは、ひとつのメリットだと思います。

──これまでに、何か反響のあった施策はありますか?

Shintaro pixivには「グループ」という機能があるのですが、講談社さんの『なかよし』とコラボして、「漫画を描く人向けの質問の場」として公式グループをつくりました。そこで質問すると、たまにプロの先生が答えてくれるんです。このグループはpixivコミックと連動しているのですが、なかなか好評で、たくさんのユーザーの方々に参加していただいています。

Akira pixiv全体として、「グループ」は人気の機能の一つですよね。

──今後のpixivコミックはどんな展開を考えられていますか?

Shintaro 今は出版社から提供される試し読みを公開するだけの場になってしまっているんですが、それは変えたいと思っていて、もっとユーザーがアクションを起こせるような場にすべきだと考えています。単純に今の延長線で開発を進めるだけでなくて、新しい仕掛けをどんどん考えていきたい。そしてゆくゆくは、pixivコミック自体がコンテンツを生み出せるような場にしたいと思っています。

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Akira 一応、既にpixivのオリジナル作品もあるんです。『PPPのピクシブたん』という漫画で、pixivの擬人化キャラクター「ピクシブたん」が主人公なんですよ(笑)。

Keiji ピクシブの社員がイケメン化されて登場しています(笑)。

Shintaro 今までは他社さんのプロモーションの意味合いが強かったのですが、単純にサイトを開発したり運用するだけではなく、アライアンスを組んで一緒に企画を考えることで、自分たちの武器としても有効なものになる。pixivコミックに限らず、ピクシブという会社でもコンテンツや新しい文化を生み出せる可能性は大いにあると考えています。今はそういった可能性の礎をつくっている段階なのかもしれない。

Akira pixivはクリエイターが集まっているサイトだし、そこでオリジナルのコンテンツをつくりたいと思うようになるのは、ある意味当然の摂理かもしれませんね。

実力を認めてくれて、新卒から最前線で開発をやらせてもらえるのは、ピクシブの良いところ(Akira)

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Shintaro pixivでの作品発表をきっかけにライトノベルの表紙を描いたり、キャラクターデザインの仕事をして有名になったクリエイターさんというのはたくさんいらっしゃると思うのですが、ユーザーをもっとフックアップする場所にもなれたらいいなと考えています。例えば、pixivで漫画の新人賞をやっているのですが、その新人さんを集めたWeb雑誌をなどもつくれたら面白いのではないかと。pixivユーザーがより有名になっていく場所をつくることも、ミッションの一つだと思っています。
まだインターネットとコンテンツの関係は発展途上だと思う。どんな企業や団体もプロモーションの一つとしてしか使えてない。ピクシブでなら、他社と協力することでそういった状況を変えることもできるのではないか、と思って頑張っています。

──「pixivコミック」に限らず、どんな人にpixivに入って欲しいと思いますか?

Akira 今いる社員はエンジニアも総合職も、「ものづくりが好き」というところで共通しているので、そういう人には向いているし、来て欲しいと思います。

Shintaro pixivコミックに関して言えば、漫画の知識があって、出版社ごとの特徴や、求めるものが分かる人です。けれど、pixivコミックはアライアンス部門の中の一つでしかないので、「漫画だけが好きです」という人では困ってしまいます。やはり、幅広い知識と、色んな人とコミュニケーションが円滑に取れる人に来て欲しいと思っています。

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